さりげにサバイバルな日常〜午前の部〜
今日は朝からバタバタしたかと思えば、静かな怒りをふつふつさせたりと、なんだか心が落ち着かない一日であった。
浅い眠りの中で五度寝ほどして10時に起床した私はシャワーを浴びてLINEをチェックする。
するとなんてことだ、友達から、あと1時間以内にFAXを送ってくれとのメッセージがきている。
何のことかと言うと、来月部活の同期で行く同期旅行やらの保護者の同意書である。1ヶ月前から催促はされていたが、私がただ単に無視をかましていた。
家からはFAXを送ることができないため、コンビニを使わなければいけない。
なんで早朝からコンビニに行かなあかんのや....とわがままに不満を抱くが、ただ単にツケが回ってきただけだ。準備をしてコンビニに行く私、人生で初めてのコンビニFAX。
さあ、行け、私の同意書よ。
まるで怪我が治るまで大事に育てていた鳥を自然に放つかのごとく、私は送信ボタンを押した。
するとどうだろう、私の目には「相手が話中のため、中止します」との残酷な文字が並んでいる。
いや、待て、そんなはずは、嘘だろ?
2回目のお見送りをする私。しかし結果は変わらない。ここまでくるとだんだんイライラしてくる。髪も完璧に乾かしきってないのに、なんやねん、と、おたくのFAX、どないなってんねん、と。
しかし、相手方も理由が分からない上に、電話使ってないよ?と困惑している。
なにこのどっちも悪くないパターン、もやもやするんですけど、まあ元はと言えば私が悪いんですけど。
と少し不貞腐れていると、暇で暇でしょうがなかった他の同期が私の代わりに送ってくれました。ありがとよ、暇で暇でしょうがなかった同期よ。
暇とは時に人助けの動機になる、ということを教えてもらった気がした。
結論、私はなにもしてない、ポンコツ乙女である。
そんなこんなで私の午前中は颯爽と過ぎていった。